北横岳~縞枯山周回
友人のサイタマKM117局が、毎年冬季用装備確認の為に入山されている北八ヶ岳ロープウェイからの雪山歩きを、今回は当局も連れて行ってもらうことにした^^。
北八ヶ岳ロープウェイは子供の頃家族と坪庭散策の為に来た以来、まだここが日本ピラタス横岳ロープウェイと呼ばれていた頃だ。
9時の始発便に乗り、たった7分で2237mの山頂駅に到着、標高差466mを一気に稼いだ。因みに世界最速のエレベーターなら1分で1000m程登ってしまうらしい…。
話を元に戻して駅前でアイゼン装着など準備する。117局からコースの状況や必要装備は聞かされていたが、目的は装備確認なので、まるで使わないと分かっていても、スカスカのザックの隙間を埋めるように詰め込んでいった。ワカンは括り付けるのが邪魔なので駐車場でお留守番。
準備完了して09:28分出発!週間天気予報と天気図の動向から決めた本日は寒気も去り晴天そのものです。
坪庭散策路から外れてまずは北横岳を目指します。コース上の雪はよく踏まれていてとても歩きやすい。ただちょっとでも踏み跡から外すと膝辺りまでズッポリハマります。周囲の木々には雪がまるでクリスマスツリーの飾りつけの綿みたいに載っていて雰囲気よくとても癒されます。空の色は何だか嘘くさいほど青いです(笑)
サイタマKM117局の記事からCTをパクッてきました^^。
09:28 ロープウェイ山頂駅発
10:30 北横岳(南峰)
10:37 北横岳(北峰)着
10:50 北横岳(北峰)発
11:05 三ツ岳分岐
12:32 雨池山着
13:19 雨池山発
13:28 雨池峠
13:58 縞枯山
14:14 縞枯山展望台
15:26 ロープウェイ山頂駅
117局から綿密な山行計画書を頂いてましたが、その通りに歩けるのかとても不安。でも自身のタイムより少し甘めの設定で計画して頂いたので何とかなりました^^。
北横岳(南峰・北峰)のピークを踏んで北峰で少し休憩。首からカメラを提げているとやたらシャッターマンを頼まれます。でも撮った写真がヤマレコに使われているとちょっと嬉しくなります^^。
北横岳の山頂からは八ヶ岳は勿論、南アルプス・北アルプス・中央アルプスが見えてとにかく眺めがいい。前回登った蓼科山も雲がなくすぐ隣に鎮座していました。蓼科山はこうして見ると後ろの方が伸びてこちらに接続されているんですね。
北横岳を後にし縞枯山方面、周回コースを目指します。分岐から一気に踏み跡は減り雪も深くなりますが先ずは三ツ岳3峰。今までのスノーシュー歩きも出来る広い道から急に狭くなり岩場も楽しめます。
岩場は中途半端な積雪の為に落とし穴も多く少々危険、ここからは117局に先行してもらいルートファインディングしてもらいます。新しいトレースは二・三人分程あるようですが、不明瞭になっているので自分でもストックを使って抜けないか確かめながら進みます。反対側から来たご夫婦ハイカーは途中でルートを見失ってウロウロしてましたが、丁度当局達とすれ違うタイミングだったので117局が案内出来ました。
ホントけっこう危ないんです、時折ボロっと雪が落ちて穴が開くと踏まなくて良かったと安堵します。
ここは両手を使う事も多かったので117局のようにストックは仕舞ってピッケルにすれば良かったです。せっかくギアホルダー装備のザックを背負っているのに意味ないな(^^ゞ
少し時間が押してしまって途中で12時をまわってしまいました。
三ツ岳を降りてから雨池山への登りが微妙に長いのと、人の踏み跡より当局の体重が重く沈んでしまうのでけっこう疲れます。ここでも117局に先に歩いてもらいました。
12時も30分になってしまうので雨池山でお昼にします。ここでは持ってきたスコップで雪のベンチを作り携帯座布団を敷いて座りました、スコップ持ってきてよかった^^。
またD-STAR美ヶ原が雪の積もった樹林帯では厳しかったけど、117局に長いホイップアンテナを借りてサイタマUJ120局と交信して頂きました。
Photo by saitamaKM117
昼食を終えて一旦雨池峠まで下り、そのまま峠を素通りして縞枯山を登ります。しかしここの登りの山頂直前は結構な傾斜で直登していてしんどかった('◇')一度も休む事無く完歩したかったが一回休んでしまった。
その時後ろを歩いていた117局に「歩幅が広い」と指摘、もっと狭くしないと余計な筋肉を使うのでもう少し狭くした方が良いとアドバイスを受けた。そこで先行してもらってどんなもんかお手本を見せてもらう事に。後ろをついて行くと確かに117局の方が狭いのですが、ピッチが速くて同じ踏み跡を辿ってもどんどんおいて行かれる始末。
ピッチを早くすると心肺能力がついていかず同じ歩きを真似できないんです(笑)この後も狭くしていたつもりが広がってしまい、変な癖が余計な疲労を増やします。また実は岩場でちょっとバランスを崩した際に大股を広げて股関節も少し痛めてしまっていたので、それをかばう様に歩いていたら変な筋を痛くしたり結構大変でした(^^ゞ
上の写真右側は最終目的地(縞枯山展望台)に到着して安堵した当局です。
縞枯山を後にし、五辻経由でロープウェイ山頂駅に帰ってきました。山は午前中と言うことで少し天気は悪くなりました。
いやぁ、この山行は良いです!色々装備確認できるし、コースは様々なコンディションがコンパクトに詰まっているし、山頂で暴風でも直ぐに森林限界下に逃げ込めば全くの無風でとても安全。もちろん安全と言っても山の天気には安全の限度もありますのでいつもではありませんが…。
一番の山友であるサイタマKM117局との山行は本当に楽しかった。今回はおんぶにだっこで何でも決めてもらって本当にありがとうございました。また是非ご一緒させて下さい^^。
最後に本年も中々更新しないし拙い文章の当ブログをご閲覧ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
チバKX56
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コメント
お疲れ様でした。午後は太陽が少し隠れましたが、午前中は気味が悪いほどの深い青の空!これだから山はいいですよね^^。
このコースは短いながらも、冬山の要素がまとまっていて、あと凍結急登と潜り三昧の深雪があれば完璧ですが、シーズン最初にお試しに行くのには十分です。眺望もよいので飽きませんね。
偉そうにいうのも何ですが、縞枯山への直登はがんばりましたね^^。慣れない冬山フル装備で夏山標準CTですから十分以上、雨池峠から展望台までの時間は去年の私の一人歩きと同じです。
それから歩幅は驚きました。平地はまだいいのですが、登りであの歩幅だと毎回高足使い^^です。長い距離だとあとからダメージがくるかも知れません。まあアレコレ考えすぎると楽しくなくなる^^ので楽しむことを一番で遊びましょう。今年もよろしくお願いします。
投稿: サイタマKM117 | 2014年1月 1日 (水) 01:32
>サイタマKM117さん
今回は何から何まで大変お世話になりました。
天気も良かったしあの空の色は今後も忘れません^^。
確かに今回は荷物がそこそこ重かったのであの急登はキツかったです。
あの歩幅は雪でフラットになっていたからと言うのもありますが、後ろを歩いてみて広いんだなと認識しました(^^ゞ
あの狭い歩幅であんなに早く歩けるなんてびっくりでした。
今後は心肺能力の方も少し鍛えて頑張りますが、何はともあれ安全・楽しくを優先で参りたいと思います。
とても楽しい山行をありがとうございました。
こちらこそ本年も宜しくお願い致します。
投稿: チバKX56 | 2014年1月 1日 (水) 02:26