GARMIN Dakota20
最近はGPSナビも地形図もスマホ突入時代ではありますが、樹林帯におけるスマホのGPS精度が今ひとつなので、やはり山ではGARMINに任せようではないかと思い、以前桧原湖でワカサギの穴釣りポイントを記録する為に買ったDakota20を引っ張り出してきました。
GPS精度の現在は、準天頂衛星初号機「みちびき」の運用により飛躍的にアップしたと言われるそうですが、GARMINで対応しているのはeTrex30Jをはじめポータブルナビ等の数機種のみ。実際に使っている人に言わせると「衛星が一個増えただけ」と、そんなに精度が上がったとか大きな違いはないそうです。
やはり準天頂衛星3機は上がらないと、誤差数センチ等とはまだまだ言えないようですね。
それならば3軸コンパス&気圧センサー搭載のDakota20はバリバリの現役機種。ファームウエアも最新にアップすると購入時より格段に操作スピードがアップしていました。
GARMINの地図表示可能タイプを購入して悩むのがどの地図にするかです。GARMIN純正からUUD、TKA Planet、またはいどんなっぷさん
と色々ありますが、いどんなっぷさんの地図を除いて全部高価です。個人的な意見ですが、一度地図を購入しても、最新版が出たらまた欲しくなるんです。購入履歴があればアップデート料金で安くしてくれる場合もありますが、正直地図に一万円以上の金額を出すと今ではポータブルナビが機械ごと買えます(笑)それに街中ではスマホで十分ですし、山の中の地形図を見るにしてもあんな小さな画面だとコース全体を見ようとすればちっちゃくなって何が何だかわかりません。そうなってくると何処何処の地形図が良く出来てるとかどうでも良くなります。
国土地理院の地形図は、カシミール3Dを使ってカスタムマップすれば最新の物をGPSに挿入できます。正確な地図がGPSに入っているんだという安心感はありますが、それも正直拡大縮小して見てると面倒なので結局は紙地図でバーンと見ちゃったほうが早いんです。結果GPSの地図はどうでも良くなってきます。そして行き着いたのは、こちらの小道具展示室様の地図に落ち着きました。無料と言う事で正に神!大変感謝しております。以前はページ内でも紹介されている日本語表示可能な物を使ってましたが、現在はGarmin GPS英語版用 日本地図データの等高線ありバージョンを愛用させて頂いております。等高線は大雑把ですが雰囲気は出てるし登山道も主だった物は表示されています。でもこれらは背景的なモノとして表示させて、必要な情報はカスタムPOIにて山小屋の位置情報や山頂の位置を表示、登山道はヤマレコ辺りで収集した人様のトラックログを表示させる事で道案内に利用させて頂いてます。収集したトラックログが間違えていたら?という事もありますので、それらもGPSにアップする前にカシミールでしっかりと検証してから利用しています。まぁカシミールからの情報をアップできるわけですからアップする前にしっかりとコースを作ってからアップすればより安心です。
風が強いと紙地図を広げるのが億劫になります、ホワイトアウトしたり濃霧に巻かれると道が不明瞭な場面では心細くなります。そんな時にDakota20があればトラックログを道しるべに進む方向が分かりますので心強いです。
Dakota20はバイクでも活躍しました。
フリーの地図でも目的地を設定すればちゃんと道案内します。厄介なのは日本語で場所検索が出来ないので、これまたカスタムPOIでインターチェンジ名から検索するとか色々工夫が必要です。とにかく使いやすいようにカスタムPOIを充実させておく事が必要ですね。
Dakota20は常時電源を入れれば立ち上がりに少々時間を要しますがちゃんと使えます。バイクでの走行中もバックライトを点けたまま画面の確認が出来るわけです。もっともバイクでGPSを使うなら今時はポータブルナビが1万円で買えますのでDakota20は不要ですね、カスタムPOIなどの準備も大変ですし(^^ゞ
無線関係の話になりますが、以前からD-STARレピーターの位置情報もカスタムPOIして入力してあります。このデーターを起動すれば現在地からの各レピーターとの距離が分かってID-92しか持っていなかった時はけっこう便利でした。いまでは最寄レピーターの情報はID-31やID-51に標準搭載なので不要になりましたが、このように必要な位置情報を入れておけば即座に表示&検索が出来るのでカスタムPOIはとても便利だと思います。
スマホは画面も広くとても便利なのですが、悪天候になると操作性も今ひとつですしGPS精度も山の中では誤差が大きいです。谷の中に入ってしまえばGARMINも同じ事ですが、スマホよりはギリギリまで精度を保ってくれます。お蔵入りになりそうだったDakota20ですが、これからもまた山へ連れて行く事にします。
詳しい読者には、あれ?Foretrex401も持ってなかったっけ?と思っていらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、価格は地図表示の出来るDakota20の方が安いんです。最近の最安値は2万円切ってましたから一台購入してみようかなと思ってらっしゃる方にはお勧めの一台です。
日本語化は自己責任、カスタムPOIはネットで調べてみてください。
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コメント
なんでもできるスマホでも、さすがに山ではGARMINに分がありますよね。これが2万円ほどとは驚きです。昔は10万円じゃ買えなかったような気がしますけど・・・^^。
位置情報を登録しておくのは、カスタムPOIというのですね。知らなかった・・・^^。昔データ見つけて、変換してカーナビにオービスと取り締まりデータを入れたのですが、オービスの方向入れるのに苦労したのを思い出しました。
投稿: サイタマKM117 | 2013年2月11日 (月) 22:18
>サイタマKM117さん
GARMINも英語版は安くなりました。
位置情報は通常の位置を記憶するウェイポイントもありますが、カスタムPOIは大量のデーターを一気に登録できるので重宝してます。
スマホも冬季以外であれば、稜線上でも素手で操作も出来ますし位置も正確です。でも樹林帯の精度と悪天候はやはりGARMINに分ありです。
あと人様のトラックログはノートレースの雪道で便利なのでGPSに蓄えてあります。
投稿: チバKX56 | 2013年2月11日 (月) 22:47