中華バッテリー導入
山歩きやキャンプ、バイクツーリングにも欠かさず持っていくようになったのがIcom ID-31ですが、持って行く無線機はこれだけではありません。
それはCB機であったり、他のバンドのアマチュア機だったりします。
車で行く遊びなら電源に心配はありませんが、バイクキャンプや山の中で電源を調達できない場合の事を考えて色々購入してみました。
ヤフオクでも沢山売っていますが、円高もありますし、Free shipping(送料無料)で有名なDXで購入しました。
最初に購入したのはこの青いLi-ionバッテリー。これは試しにローカル局が購入してみて「中々いいよ」との事だったので真似して買いました。12.6V~10.8V4800mAhとの事で、とこても小さく軽いです。オートストップする充電器が付属してます。CB機(ICB-770)をボリュームを少し上げた受信状態で繋いで放置していても、放電限界まで3・4日点いていました。殆どのバッテリーは放電限界、所謂放電終止電圧超えてしまうと、その後の充電が不可能になったり、酷いものになると発火・爆発すると言われています。
このLi-ion(リチウムイオン)も取り扱いを誤ると発火・爆発の危険があります(^^ゞ
最近のデジタルカメラや無線機のメーカー製バッテリーの多くはLi-ionを使っていますが、充電状態を監視する第三の端子を設けて破損しないような作りになっています。ですがこの青い中華バッテリーにその様な機能があるとは思えないので自作して作ってみました。昔持っていた回路図集にそんなのが載っていた気がしましたが紛失して見つからないのでネットで色々探してみました。
選んだのはこちら「バッテリー電圧チェック回路」だいぶ日付が古い記事ですが大変参考になりました、Kikicocoさんありがとう♪
2LEDの点滅仕様の回路を二色LEDを使い作製。バッテリーの充電側の端子を使い、DCプラグに小さな基板を取り付け作りました。家にあったパーツを使ったのでここまでしか小さく出来ませんでしたが、何れはチップTR等を使ってもっと小型化するつもりです。この青バッテリーの場合、たぶん3.7Vの3セルと思われるので、1セル3V位までは放電しても大丈夫かもしれませんが、一応10.8Vまでと書かれているので動作もそれに合わせました。通常は青点灯ですが、電圧が10.8Vより下回るとLEDが点滅を始めます、その後9Vまでに点滅速度が速くなり、9V以下ではLEDが赤く点灯します。一応どんなもんか動画を撮ってみました。
1セル毎に管理すれば完璧ですが、バッテリーの分解も出来ないのでこのような簡単なチェックでも良いと思います。
変換ジャックを色々用意して、ID-31に繋いだりCB機に繋いだりしてます。SONYのCB機の場合はプラスマイナスが逆なので注意が必要です。実際そのまま挿さりますが、電源を入れると確実に壊れると思います。
最近の主だったバッテリーは業界で色々別れると思いますが、リチウムポリマーはラジコン屋さん。リチウムフェライトは一部バイクバッテリーに使われていますがまだまだ価格も高いです。リチウムイオンは純正品の他に、強力LEDライト関係の方々に愛用されている、サイズを数字で表した電池型の物があります。中でも電池ケースが安価に売られていたり、一番応用の利きそうなサイズで18650ってのも買ってみました。
18650は電池の直径が18mmで長さが65mmと言う事らしいです。単三型1.2Vのニッケル水素と比べるとかなり大きめですが、この18650は3.7Vですので、ニッケル水素3本分を考えれば小さいもんです。18650は表示に「4000mAh」と書かれていますが、ここは中華クヲリティで実際の表示の半分と考えていた方がいいようです(^^ゞこのバッテリーもDXでは実際は2600mAhと書かれていましたが、まぁ2000前後と考えておいた方が良さそうです。
それでもID-31の純正大容量バッテリーよりも多い訳ですし価格を考えればかなり安く済みます。
何故これを買ったかと言うと、ID-31に12Vのバッテリーを繋ぐから電圧監視をしなければならないわけです。つまりID-31の電源が勝手に落ちるまで使っていると放電終止電圧超えてしまいバッテリーを駄目にしてしまします。なので3.7Vを直列して7.4Vにすれば電圧監視などせず、ほったらかしでも問題は無いのでは?と考えたからです。実際外部電源で実験すると、6.2V近辺で「ローバッテリー」と表示されて6V以下では自動的に電源が落ちます。でもID-31の説明書にこう書いてあります「本製品の外部電源ジャックに入力できる電圧はDC10V~16Vです。」たぶん充電回路もあるからだろうけどこうも書いてあります。「バッテリーパックの電圧より外部電源ジャック側の電圧が低いときは、バッテリーパックからの電源供給になります。」色々書かれているけどバッテリーパックを外して7.4V外部入力しても問題なく動作するので心配だったらバッテリーパックを外して使えば良いのかな(^^ゞ
でも既にオプションの大容量バッテリーパックも持っているので18650は緊急用です。
因みにID-31標準バッテリー(1150mAh)はツーリングの際100mW送信で2局ラグチューしながら永遠と走っていたら
約4時間でダウン、大容量(1880mAh)は同じく100mW送信で永遠ラグチューしてみたら10時間位楽に持ちました。
2000mAhあったら十分持ちそうですね、DXで購入するとこのセットに充電器も付けて1500円弱ですから安いもんです^^。
それからこの購入した18650はプロテクト機能付の物で、電池単体で過充電・過放電しない仕組みになっているとの事です。そのせいか購入した充電器では途中でプロテクトが働いてしまったのか、4Vまでしか充電できずがっかりです。どうやらプロテクト付に適した充電器もあるようです。
購入した充電器はこちらですが、これは100Vも12Vも使える物です。なぜこれにしたかと言うと、12VのシガープラグがそのままID-31に挿さりそうだったので買ってみましたが、実際は長さが足りず駄目でした。プラグの邪魔な出っ張りをカッターで切り落とせば入りそうですが、Icom純正シガープラグは持っているのでそれはやりません。
今度は生セルを購入して4.2Vまで行くか試してみたいもんです。
最後はこちら、12V9800mAhです。これはDXに分解された方の写真が載ってましたが、ちゃんと箱に会わせた大きさのセルで構成されていたので容量にも期待が持てます。バイクキャンプ等で携帯も充電出来る様にアダプターを作製してみよう♪鉛バッテリーで10A程のサイズは恐ろしく重いですからこれらの安価で軽いバッテリーなら多少表示より容量が少なくても文句言いません^^。
今後18650も色々買ってみて、よりいい物を見つけたいと思います。
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コメント
ご無沙汰しております^^
やってますね~
私は12Vのニカド4400mAhで運用しておりますが、ニカドがダメになったらリチウムポリマーを検討しております。
大容量・低価格!以前と比べると価格もお手頃でFBですね!
電圧低下確認用にラムダダイオードMA522を使用した電圧チェック回路で組んでみようかと考え中~です。
投稿: オオサカRB25 | 2012年6月24日 (日) 06:57
>オオサカRB25さん
RB25さんはラジコンのスペシャリストでもありますからバッテリーも相当お詳しいでしょうね^^。
リチウムポリマーはとうきょうCA52局がアマの50W運用に導入されていますが、その大電流・能力に驚きました。
やはり製品の信頼性からしてリポがお勧めなんでしょうね。
MA522は廃盤ですが、まだ手に入るので助かりました^^。
投稿: チバKX56 | 2012年6月24日 (日) 09:24
あの電池は用途と容量・価格を考えるとベストですね。ただ電圧管理をID-31にまかせると爆発するまで使い切ってしまうのはメンドクサイです。何かしら電圧チェックパーツをつけるにしても、あのくらい小さく収めるのは至難の技かと^^。単に穴あけ基盤につくるならわけないですが、伸縮チューブに入れてキレイにまとめるのは大変ですなー^^。
それから12V9800mAhのシリーズで、プラケースにパッケージされた物は充電端子と出力端子が兼用ですよね。電圧チェック回路は中間形もつくりますか?
あと別件ですが、あのリグですがモービルのセンターコンソールパネル内に収納、電源引き回し~アンテナ調整まで完了しました。単純作業のわりにネジが落ちたり、同軸が通らなかったりと難儀しました。もう外せなくなりました・・・^^。
投稿: サイタマKM117 | 2012年6月24日 (日) 22:30
>サイタマKM117さん
ID-31のノーマルバッテリーパックはGPSロガーモードなら一日の山歩き分持つ事がわかっているので、お昼に山頂から運用する時だけ青バッテリーを挿し込めば十分でしょうね。
12Vを挿している間は充電されますので帰りのロガーにも余裕が出来ます。
そんな使い方なら電圧管理も不要かと思います。
18650の場合はプロテクト機能付きを使えば何の管理も要らないので安心です。
プラケースの9800は中間を二股にしたのを作るしかないですね、内蔵出来ればカッコイイのですがしっかり接着されているので綺麗にフタを開けることは不可能です。
例のリグはマイカーと一体化されたんですね、どんなもんか今度見せてください^^。
投稿: チバKX56 | 2012年6月24日 (日) 23:13
再コメント失礼します。18650(3.7V×2 2600mAh程度)とID-31外部端子入力の相性を考えています。
18650の放電終止電圧は3.0V程度と考えると、ID-31の保護回路で電源オフの電圧では十分すぎる電池保護ができてますが、過保護?過ぎて十分な容量を残したまま電源が切れてしまうような気がするのですが、どんなもんでしょうか?実際にはバッテリーに記載された容量の八掛けくらいしか容量はないにせよ、それすら十分に使えず電源がオフになってしまいませんか?
本体付属のバッテリーの電圧と18650の電圧との関係も気になります。本体バッテリーを外さないと何か気持ち悪いですね。
投稿: サイタマKM117 | 2012年6月30日 (土) 22:15
>サイタマKM117さん
安物のデジタルテスターでの計測なのできっちり正確ではないと思いますが、ほぼ6VでID-31の電源は落ちると思います。
18650x2で使用した場合、一本3Vで切れるのは電池のばらつきを考えると妥当な気はします。
ノートパソコンに使う質の良いLi-Ionだと放電終止電圧が2Vなんてのもあるらしいですが、無難な数字は2.7V位じゃないでしょうか。
記事中で使っている4000mAhはかなりのバッタもんなのか駄目な保護回路せいで最高4.0Vまでしか充電できず、ID-31の標準バッテリーよりも持ちが悪い結果がでました(^^ゞ
電圧管理される機器に繋ぐ場合は生セルを使った方が良さそうです。
もし容量ギリギリまで使いたい場合は3セルにするしかないでしょうね。
電池ボックスに保護回路が付いた商品もありますし色々出来ます。
ID-31との電圧差はきっと電池で言う所の新旧混合状態でしょうね。
投稿: チバKX56 | 2012年6月30日 (土) 23:29