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2010年11月 7日 (日)

女峰山運用

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11月6日の土曜日は女峰山へ行ってきました^^。

この山へ登る計画はだいぶ前からしていたが、誘った友人と予定が合わなかったり、紅葉シーズンで道が混むのでは?などと延ばし延ばしにになっていた。でも冬も間近だし、雪が降る前に夏道を見ておきたかったので結局一人で行く事に・・・。
女峰山へのコースは複数あるけれど、冬季ルートとしても選ばれる標高差1700mの黒岩尾根を日帰りでやることにした。

20101106_061037話は違うところから入るが、10月の値上げと同時に禁煙を始めて未だに一本も吸っていない。もう吸うつもりは無いので禁煙ではなく「卒煙」と言ってもいい。しかしそれと同時に体重は増加の一途を辿り、現在はとうとう4kgも増えてしまった(>_<")・・・つまりはどれだけ歩けるか心配なんです。この黒岩尾根のコースタイムは山地図を買っていないのでわからないが、他人様のブログで調べると早い人で5時間40分、残雪期を歩かれた人で7時間・・・ん~体重増加したし7時間で設定しよう(^^ゞ

と言うことで滝尾神社を5時10分に出発!ヘッドライトで歩き始め1時間後振り返ると本日のご来光だったという写真でした^^。

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このコース1700mの標高差はあるけれど、序盤戦はなだらかな笹原を歩いていく。地形図を見てもかなり緩やか。写真の山は男体山、女峰山は終盤にならないと見えてこないが、同定できていなかっただけで、もっと早めに見えていたのかもしれない。また冬になるとこの緩やかな斜面をスノーハイクしたり、雪上で幕営などをこっそり楽しんだりする方もいるらしく、とても興味があった。比較的に短時間で登れる志津乗越のルートは道が冬季通行止めになるが、こちらは日光東照宮の裏手なので大丈夫なんだろう。

20101106_073957紅葉は標高800m以下だったと思ったが、白樺(ダケカンバだったらスミマセン)とカラマツが綺麗だし、なにより空がとても青く気持ちいいったらありゃしない。とにかく熊笹だらけの道だが、その笹のお陰で足場が掘れたりせずよくとても歩きやすい。だた歩く人が多くは無いので道が時折不明瞭だったりするが、まぁ大丈夫。

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8:21分、八風に到着。標高1770m位だったかな、日光の街と大谷川が見える。日差しが強いので段々ガスってきちゃいました、昼までに雲が出なければ良いが・・・。

もし冬で無線運用するならこの八風で十分楽しめそう。こんな事言っていいか分からないがテントも張れそうだし・・・ただ完全な稜線上なので風吹いたら怖いです。それに亡くなられた方二名のお名前のプレートがありました、冬はきっと危険な場所なのだと思います。

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写真中央より、やや右が前女峰。右端のピーク(黒岩)中腹を黄色いペンキに従いトラバースしていきます。しかしどうですか、空がとにかく青い!気持ち良すぎてちょっと長居しすぎちゃったです。あと写真にUFOみたいなのが写ってますが、これは飛行機です。

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左の写真は霧降からのコース、一番左が赤薙山かな。あとまた変なのが写ってますがたぶんトンボ。右の写真は更に東方向へパンした風景、笹原がすごいですね。

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八風からずっと黒岩の斜面をトラバースして、8時43分にようやく鞍部の遥拝石に到着。目の前に前女峰のレッドバンドと言われる赤い壁が良く見えます。

20101106_084355遥拝石から右へパンすると赤薙山の鋭いエッジ。そしてテン場・・・じゃなく広場。白いのは霜柱です。いやぁここで朝焼けに染まる前女峰と赤薙山を見てみたいなぁ(^^ゞもう冬枯れしてしまって茶色い山ですが、夏は緑だし秋は紅葉でとても綺麗との事。冬は氷瀑が見えたり・・・ん~ここはとってもいい場所です。

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黒岩鞍部の広場から南側・・・無線するにはちょっと間口が狭いかな(^^ゞ

そしてここから先がいよいよ急登の始まりです。今まではそんなに急登はありませんでした。
このコースは黒岩を巻いてしまえば他にもトラバースが多く、一度登った標高を殆ど下げることなく女峰山へ向かえる。登り返しの嫌いな当局には嬉しいコースレイアウト^^。

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急登を終え、トラバース道を歩いていると大真名子山と小真名子山の間から日光白根山が見えてきた。うっすら白く雪を被っている様子。(写真はアップ)そしてようやく唐沢小屋と女峰山のピークが見えてきた。当局はここで初めて女峰山が見えたと思っていたが、帰宅後調べると黒岩の先の急登で高度を上げると既に見えていたとの事・・・ん~ヒーコラ言ってて気が付かなかった(+_+)

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小屋の手前のガレ場をトラバース。ここは常にコロコロガラガラ落石していた、風も無いのに何で石が落ちてくるのだろうか?怖いので上を見ながら横断。

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10時32分に小屋到着。ここで10分ほど休憩して、人が居なくなってから写真撮影。小屋の内部は扉を開けると中央にテーブルが二つあって両サイド二段で就寝スペース、合計40人は寝られるのかなぁ。

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小屋を出て最後の急登は唐沢。ここも石が落ちやすく下に人が居るときは細心の注意が必要。とにかく訪れる人が少ないのか、あまり踏まれないから土の部分も締まっていない印象があった。

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11時31分、やっとこ山頂へ到着!6時間21分掛かりました。休憩は20分位だったけど、正直からだが重すぎる((+_+))こりゃ体重落とさないと駄目です。ホント軽快さに欠ける歩きでした。

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山頂からの眺望、まずまず見れました。
志津乗越から女峰山へ登り、帝釈山・小真名子山・大真名子山と経由するコースも有名ですが、ここから見るとアップダウンがけっこうあるので、いつかはやってみたいが中々大変そうです。
女峰山の三角点は山頂より少し北東側に離れています。特に三角点に触らないと気がすまない系ではないので見に行きませんでした(^^ゞ

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山頂で食事と少々無線運用。
山鬼RPTはアクセスするものの、他に強力な業務RPTとダブルアクセスの為運用不可。アマハンディで位置情報送出とローカルラグチュー。CBは強力な違法混信と海外混信、運用局も少なく短時間で終了。

早めに後片付けして神社にお参り後12時50分下山開始。

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下山は早い人で3時間位だとか・・・当局は走り無しで16時28分に駐車場へ到着し3時間38分で下山完了。まぁ笹原の緩斜面は足場も良いので走ってしまえば3時間とか、トレランの人だったら3時間も掛からないと思われます。

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GPSデーターにより、駐車場から山頂までの標高差1750m。累積標高差は1807mでした。

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滝尾神社駐車場から登山口の行者堂への道が分からなく、迷われる方がいらっしゃるとの事で簡単に案内します。

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行者堂の写真がピンボケで申し訳ありませんが、左の写真は駐車場からみて正面にあります。橋を渡って石畳を下りていき、100m位進むと右方向へ分岐がありますので「女峰山」の道標に従い登っていきます。直ぐに左の写真の行者堂が右に現れますので矢印の様に上がっていけば登山口です。

登山カードのポストはありましたが、カードはありませんでした。

今回は増量した体重に泣かされましたが、何とか日帰りできて良かったです。一応心配だったので、小屋泊まり用にシュラフとエアマットを持って行きましたが、予定していた12時までに山頂へ到着できたので日帰り決定しました。

今後の為にも早めに減量して、もっと快適な山行を楽しみたいと思います。
・・・その減量が出来ないのね(^^ゞ

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コメント

ロングコースお疲れ様でした。
この時季に、早朝5時過ぎから歩き始めるのは、凄いがんばりですね。ちょっと真似できません^^。

コースは6時間超ですか、こりゃ長いです。普通に朝出発したのでは、避難小屋泊まりのコースなんでしょうね。山頂からの眺望はいいですね。連なっている山々を歩いたら楽しそうですが、アップダウンは結構ありそうなので、南ア以上かも知れませんね。群馬には土地勘がないのですが、いい山がいっぱいあるんですね。

ところで笹薮はどうでしたか?覆いかぶさるほどはありませんでしたか?笹薮はビショビショになるので苦手です。

日光周辺の山には登っていないので、来シーズン男体山くらいは登ってみたいです。

投稿: サイタマKM117 | 2010年11月 7日 (日) 18:35

>群馬帰りのサイタマKM117さん

女峰山は栃木県になります^^。
12時山頂を条件にしたので5時に出発しましたが、登り始めのプチ急登の踏み後が少なく、ヘッドライトの灯りだけでは何度かコースを外しました(^^ゞ
やはり早くから明るい時期の方が無難ですね。
笹薮は一応刈り払われていますが、所々茂っていて露時は濡れてしまうと思います。

多少荒々しい顔を覗かせる女峰山は魅力たっぷりです。
是非来シーズンはお出かけ下さい^^。

投稿: チバKX56 | 2010年11月 7日 (日) 20:02

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