大持山運用
今回のコースは無雪期に歩いていないけど、筑波山に積雪するようでは何処へ行っても雪はあるだろうと、夜中に自宅を出発して粉雪舞う中、生川の駐車場に到着。生川手前のセメント工場前は、夜中に職員が塩カルを散布していたので凍結していなかったけど、その先は夏タイヤでは怖そうな感じ。でも登りなら停まるし、帰りは除雪&溶けていたので問題ないかな。
仮眠後、朝6時30分に起床してお湯を沸かすも気温-3度で残量少ないノーマルガスは厳しかった。火力が弱々しく何時になったら沸くの?仕方なく車内にバーナーを移動して何とか沸騰!でもその間に2、3人歩き始めたのでトレースはバッチリでしょう・・・なんつって最初からそのつもりでした^^。
7時14分に歩き始め、昨晩降り積もった分は3cmの新雪。時折凍結した上に新雪なのですべる時はすべる。右の写真は不動滝。
生川からの登りは、緩やかな傾斜に道幅も広く歩きやすい。なによりトレースにより、分岐点で地図を開く事無く歩けるのは本当にありがたい、感謝感謝。
ガイド図によると、35丁目のこの杉は幹廻りは5.4m、その手前にも4.5mと5.1mがの大木があった。合目ではなく丁目なのだけど、数字が増えていくのはどうなんでしょ?(^^ゞんで何丁目が山頂なの?結局50丁目位まで見た記憶があるが定かではない(笑)
霧氷?それとも樹氷と言っていいのかな?定義が良くわからないけどとにかく綺麗でした^^。そんな景色を見ながら山頂にある御嶽神社に到着!
先日テレビで観たけど、この地域の多くの狛犬はオオカミをらしく、登山口にもあったがこれもそのようだ。ちょっと笑える表情だなぁ^^。
先に第二展望台を確認した後、9時15分第一展望台到着。登り始めて2時間掛かった(^^ゞ 117局のブログ写真では下に置いてあったのがそうなのか?この石の山頂碑はちょっと笑える^^。「1336-41+9」これは山が削られたり、「もっと高い場所があるじゃないか!」と突っ込まれた結果の標高表示なのだろう(笑)無線運用だとちと言い辛いなぁ「こちらは武甲山1336-41+9m山頂からです!」なんつって(^^ゞ
武甲山の時は天気良かったんですよ~北アルプスや日光連山が遠望でき、秩父の町並みが模型のように良く見えました。
左は両神山、右が秩父の町並みです。・・・なんだか今回の記事は写真が多いなぁ、携帯で閲覧される方はご注意(^^ゞ
武甲山からの眺めを楽しんだ後は、まだ時間が早いので今回無線運用場所に選んだ大持山を目指します。・・・と、ここで見覚えのある立ち姿の方を発見!!あれ?もしやあのお方??ま、まさかねぇ・・・しかし何だか変わった場所を撮影しているなぁ??とりあえず元気良くご挨拶!しっかりとお顔を拝見すると、やっぱりいたばしAB303局じゃないですか~(驚)
何でまたこんな場所で(超笑)偶然ってあるんですね~ビックリしました^^。
どうやら303局は9エリアとのスケジュールで登頂されたとの事ですが、当局はその情報を知らなかったので大変驚きました。こちらは大持山で運用予定と伝え、後ほど交信宜しくとその場を後にしました。
武甲山から大持山方面、シラジクボへ下る途中から撮影。いやぁ本当に綺麗です、まだ天気も良いし(笑)
そして、この武甲山からシラジクボへ下る道はけっこう急だとは思うが、ここが楽しかった。積雪は増えて平均20cmはあると思う。雪質が丁度良く、グリセード気味に滑りながら下るのが楽しかった^^。あまり長くは滑らないが、スタンディングで転倒する事も無く、9時40分無事シラジクボへ到着。
武甲山と小持山の鞍部であるシラジクボだが、ここまでしっかり付いていた当日トレースが無くなってしまった。トレースはわき道にそれているので、持って来た案内図を確認すると、ここから生川ヤマメマス釣り場へ抜ける道があるようだ。「松平長七郎伝説・持山寺跡」方面がそれですね。そういえば登ってくる途中にマスが泳いでいる場所もありました(^^ゞ。
当日のトレースが無くなってガッカリだけど、薄っすら古いトレースもあるしとりあえず小持山方面に歩き始めます。
でも責任重大だなぁ・・・多分後続の方がいらっしゃったら、当局が付ける新しいトレースを頼りにもするだろうし失敗は許されないぞ(^^ゞ
場所によっては古いトレースも無くなっていてどちらか悩む場面もあり、今までならとりあえず様子を見に歩いたもんだが、今回はその足跡も残ってしまうし、ましてや間違えて戻って来たら足跡が増えてより迷惑掛けそうだし・・・←考えすぎかも^^。
それに最初は獣による御小水の跡だと思うのだけど、よりによって登山道のど真ん中にまっ黄色な痕跡があって、それを両足揃えて立ち止まって見ちゃったんです。はっ!っと思った時は既に遅く、後から来た人は間違いなく「先行の奴こんな所で立小便しやがった!」と思うはず・・・。えぇ仕方なく雪を掛けましたよ(笑)←気にしすぎ。
でもその先もけっこうあるんですよね、黄色いシミが。どうも立木の下にあって、獣の小便ではなく樹木から滴り落ちた汚れか、樹皮の色素のような物なのかなぁ・・・。その後は気にしなくなりました。
そんなこんなで10時36分、小持山に到着しました。武甲山からここまで1時間10分程掛かってます。雪というのもありますが、予想より遅れてるし行動食も良く食べる。やはり無雪時より体力消耗するんだなぁ。今度からは行動食をもっと増やそう^^。
小持山から武甲山方向の眺め。気持ち良かったのでここで10分程休憩。
再び歩き始め、何時しか完全に古いトレースも見当たらない地点に・・・。正面に岩があり、それを巻くのか右方向に道らしき感じはするもののトレースは無し。道にトレースが無いのだから正面の岩を登るのだろうと思うも、一応GPSの座標を地形図に落として確認。冬枯れで地形もわかり易く、ルートは岩のピークを越えていたのでよじ登る事にした。岩も所々凍っていて確保し難いが、登るとその先に古いトレースを再び発見!一安心だ。
大持山まで露岩の箇所を何度か通過したが、一箇所だけ通過困難な岩があった。この写真がその場所か忘れてしまったが、大きな岩につかまりながら体を谷側に露出させて回り込めばと思うも、やはり岩が凍っていてとても危険。もし手が滑ったら崖下に転落間違いなし(>_<)それでは中ほどから岩を乗り越えて行こうと思うも身長が足りなく足が届かない(笑)あと10cm足が長ければ・・・。でもロープも無いので仕方なく岩にしがみついてズルズル下りる事にした。着地する岩も滑りそうだったけど何とかクリアー。岩が乾いていればなんて事ない場所なのに凍っていると、とても難しくなってしまうものなんだなぁ。この辺りは結構なやせ尾根で、一足滑ったら恐ろしい事になりそうだ。
暫く歩くとようやく人が歩いてきた。今朝駐車場でお話した方で、武川岳へ寄った後に逆周りで歩かれると仰ってたので再会を楽しみにしていた。お蔭様でこの後はトレースの心配もなくなり辿って歩くのみ^^。
更に歩き進め、ちょっと道をそれた場所に展望の良さそうな場所を発見。武甲トレイルと書かれている場所で、天気が良ければ気持ち良さそう。そして左のピークが大持山だろうか、すっかり雲に覆われてきて残念な天候になってきた。
直ぐにこの場所を後にし歩き始めると有効道幅30cm位、凍結した上に新雪でツルッと滑って左足を谷側へ落とし右ひざを付いて停止・・・いやぁ超~危険。こうしてちょっとした事から滑落するんだろうなぁ。ずっと下りを滑り下りるのを楽しみにアイゼンを付けてなかったけど、ここでビビッてアイゼン装着!と言っても軽6本ですが(^^ゞ
先ほどの方は12本にダブルストック、ザックにはワカンもぶら下がっていた。完全な装備で歩かれていてかっこいいです。
さてさて、11時38分やっとこさ大持山に到着しましたよ。武甲山から2時間14分掛かりました、予想ではもっと早く着けると思ったけど甘かった(^^ゞ今回は軽めの三脚とICB-707だったので、ザック重量は水1.5リットル込みで12kg。もしこれに12本とその他もろもろ装備した日には平均15kgは仕方ないのかな、もっともっと鍛えないとICB-770を担いでの山行は無理ですなぁ・・・。ICB-770って2.5kg位ありましたよね(*_*)
到着してから無線機を設置して、昼食を準備。狭い山頂なので無線機の設置場所に悩むけど、展望も無いし山頂碑方向だけ避けて設置。ベンチの前だけど、雪で凍ってるしいいかな(^^ゞ
電源を入れて12:05分、とうきょうAK252局にお声掛けした後、武甲山で少しお話した方がやってきた。この方は武甲山で、いたばしAB303局とだいぶ無線談義されたようで、当局の無線機を見て「あれこちらでも無線ですか!」とかなり興味があるらしく、運用そっちのけで無線談義に花が咲いてしまった^^。
他にも通過される方がいらしたので「うるさくしてスミマセン」と言うと「武甲山でもやってたぞ^^」と言われてしまいました(笑)・・・「その方知り合いです」みたいなやりとりも少々(^^ゞ
食事をして運用再開!山頂での気温は-3度~0度を行ったりきたり、それでも風が弱かったし何とか凌げました。それに各局から「寒そうですが頑張ってください~」とエールを頂き元気が出ます。
運用の方は14:18分、伊豆大島三原山の山頂からお繋ぎ頂いたローカルのカナガワUA66局との交信を最後に停波。その後は暖か~いコーヒーやスープを飲みながら、いたばしAB303局が狙う9エリアとのスケジュール交信をワッチします。スケジュールは15時がラストとの事なので当局も15時過ぎまでワッチを続けましたが、幾ら無線機を持って山頂をウロウロしても大持山からは聞こえませんでした、残念。
最後に303局にお声掛けし「一緒に帰りましょう」と伝え15時30分下山開始。
バカ尾根って言うんですかね?単調な下りがずっと続くんですが、アイゼンを外してグリセードしようとするも、今度は傾斜も緩く、雪質も違っていて中々滑りません、試しにシリセードってのもやってみましたが、尻に何か刺さったら嫌だなぁと2m位滑って止めました(笑)
スキーがあれば最高に楽しそうな場所だったけど、もうこれ以上持ってこれません。・・・スコップでも滑れるかなぁ・・・なんて考えたりしてました(#^.^#)
下山途中でいたばしAB303局と特小で連絡を取り(M5で繋がるのが面白すぎる)妻坂峠を経由し、最後に少し道を間違えたけど16時44分、303局とほぼ同時刻に生川駐車場に到着。心霊写真のように303局が写ってます。
今回も山歩きについて色々勉強になりましたし、当日交信して頂いた各局、偶然にお会いした303局のお陰で凄く楽しめました、こんな運用またしてみたいです。
殆ど山歩きレポートみたいな記事ですが、長々読んで下さりありがとう御座いました。
最後に軌跡をルートラボで載せちゃいます。これは当局の歩きのヘタレ具合や、休憩&道間違い等が浮き彫りになってしまうので今まで使わずにいました(笑)
因みに高度を修正したのが大持山からですので、武甲山辺りは多少狂いがあります。また、データーをダウンロードして道案内に使われる方は、最後に道を間違いえていますのでご注意下さい!!
あ、書き忘れました。道間違いは最後に道標を武甲山方向に歩いてしまった為です。妻坂から降りて道路に出たら、道標は全て横瀬駅方向へ歩けば生川駐車場です。
タイトルをクリックすると詳細画面にジャンプします。速度を50倍辺りにしてみると良いかもしれませんが、大持山の山頂で3時間50分程停まりますのでそこは100倍推奨。
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コメント
うわっ!すごい雪!なんというか薄暗いくらいですね。
木にこれだけ雪がついているのは想像以上です。この中、かなりの時間留まられたようで大変でしたね。
こちらは午前中風もなく陽が差しており、ぽかぽか陽気と言ってよい天気でした。驚きました。またコメントさせていただきます。
投稿: サイタマKM117 | 2010年2月14日 (日) 23:26
>サイタマKM117さん
出発前の天気図を見て土曜日よりはマシだろうと出かけましたが、すっかり気圧の谷に入り込んで薄暗く、終始濃霧の中でした(笑)
風が強くならなかったのが救いでした(^^ゞ
記事は頑張って書きます。
投稿: チバKX56 | 2010年2月15日 (月) 18:03
日曜日はQSO有難う御座いました。
つい3時間ほど前に帰宅致しました。
前日の降雪にて、
大島の三原山も樹氷らしき物ができており、
信じられない光景を目にしました(笑
しかも移動に持って行ったのはRJ-580で重いし・・・
いたばしAB303局も聞こえていたのですが、
お呼びするもQRTされたようでダメでした。
投稿: UA66 | 2010年2月16日 (火) 00:17
>UA66さん
おっと!RJ-580からでしたか!
そんな重いリグ背負ってよくぞ登っていただきました、三原山の山頂を聞いて驚きましたよ~。
まさかの交信に心踊りました^^。
AB303局は5chで9エリアの信号に集中していたそうです。UA66さんのお話をしたら「スミマセンでした宜しくお伝え下さい」とのことでした。
またサプライズQSOお願い致します。
投稿: チバKX56 | 2010年2月16日 (火) 00:55
すっごい所からありがとうございました。
しかし、写真拝見したら何か恐くなってきました(^^);;;
たしかに、景色は見えないっすね。
でもこの写真、こういうとこでQRVしたって記念になっていいですね。
また、よろしくお願いします。
投稿: サイタマHK123 | 2010年2月16日 (火) 02:48
一昨日は驚きのアイボールも有難う御座いました!
帰りも送って頂き大変助かりました。スムーズに帰宅することが出来ました。
あの後は天候急変して大変でしたね。あれ程快晴だったのに;
また大持山までの様子・ルートも大変参考になりました。日曜日は名栗側から妻坂峠経由で登ってみようかと考えております^^/
生川は「うぶかわ」だそうです。誤情報すみません。
投稿: いたばしAB303 | 2010年2月16日 (火) 08:47
>サイタマHK123さん
雲が掛かって暗いので凄い場所に見えますが、風が弱く長時間滞在できました^^。
本当にいつもキャッチして頂いてありがとう御座います。
今度は晴天を期待して移動してみたいと思いますので、またよろしくお願い致します。
投稿: チバKX56 | 2010年2月16日 (火) 20:09
>いたばしAB303さん
こちらこそ本当に驚きました(笑)
でもお蔭様で今までに無いくらい楽しい運用をさせて頂き感謝です。
当日の高気圧は等圧線の範囲が狭かったので、多少の雲は仕方ないかなと思ってましたが、山の天気は想像以上に変わりますね、勉強になりました。
また今度は大持山へ登られるそうですが、お気をつけて行ってらっしゃいませ^^。
投稿: チバKX56 | 2010年2月16日 (火) 20:15
記事を楽しみにしておりました。
朝方は降雪直後の晴天は素晴らしいの一言ですね。気温も下がってかなり雪も木についていたようで、なかなかこんなチャンスはないと思います。秩父の町並みも箱庭のようできれいです。
子持山~大持山間の痩せ尾根部分のあの岩は、コースはちょっと考えますよね。大持山側から歩くと、正面突破もできそうですが、右側に回りこんでグイッっと体を持ち上げて通過したと思います。
あの一直線の尾根も雪で覆われていますね。そんなに傾斜はないのですが、延々と長いので登りで使うとかなり飽きます。
ルートラボ見ました。矢印が動き回り一生懸命歩いている感じが伝わってきました。大変楽しい山行移動運用だったと思います。お疲れ様でした。
投稿: サイタマKM117 | 2010年2月16日 (火) 20:49
大持山移動運用お疲れ様でした。写真が綺麗ですね。
「いつかは武甲山に・・・」とおっしゃっていたので、迎撃態勢を常に備えていましたが、まさかこの時期に!さらに健脚コースの大持山で移動運用しているとは!!二重の驚きでした。
武甲山山頂からの展望も堪能された様で、またドッキリアイボール、無線運用等々、楽しまれた様子が伝わる、素晴らしい山歩きレポートでした。(笑)
生川を地元の方は「おぼっかわ」と読むみたいです。(下記URL参照)
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834976&tid=a2a5ip9cbb3a5ua5a1a5sa4ua4bfa4bfa4sa2a5&sid=1834976&mid=29#under-deli
投稿: サイタマUJ120 | 2010年2月16日 (火) 20:50
>サイタマKM117さん
武甲山へ登った時は最高の眺めでしたが、あとで大持山でも見れるだろうと長居しなかったんです(^^ゞ
もうちょっとゆっくり見れば良かったです。
やはりあの露岩は印象に残るんですね、小持山側からクリアーしようとする際外へ回り込むと、着地の岩が谷側へ傾斜しているので、とてもじゃないけど外は出来ませんでした(^^ゞ
ルートラボは、矢印が本人の意思を無視して動いているので本人が見ても何だか笑えます。
あれは早送りするからあんな風になるんですね(笑)
いいコースでとても楽しかったのですが、逆周りはちょっと考えちゃいます(^^ゞ
投稿: チバKX56 | 2010年2月16日 (火) 22:28
>サイタマUJ120さん
ついに行って参りました^^。
武甲山での眺めは良いですね、双眼鏡があるとより楽しそうです。
当日は思ったより時間が掛かってましたので、先を急ぐように大持山を目指しました(^^ゞ
偶然にも色々あって本当に楽しかったです。
地元の方だと「おぼっかわ」に「ぶこうざん」なんですね、「ぶこうざん」はわかりますが「おぼっかわ」とは読めないです。
今度また当局が何処かへ登った際には、是非武甲山からお繋ぎ下さい^^。
交信ありがとうございました。
投稿: チバKX56 | 2010年2月16日 (火) 22:44