自作アルコールストーブ2
先日こしらえたダイソーボトルによる自作アルコールストーブの第二弾です。
今回は100mlボトルで作成し、余計な穴も開けてみました(^^ゞ
余計な穴を開けた理由についてですが、このサイドバーナー方式のストーブの場合、上部にケトルを載せるとトランギアバーナーの様な空気を取り入れる穴がありません。左の写真は余計な穴の加工後ではありますが、ケトルを載せなければ酸素を取り入れたバーナーの火力は結構な物で力強さがあります。それともう一つ、アルコールを入れすぎるとケトルを載せた場合の内圧が高過ぎて、バーナー孔から生アルコールが噴出して周りが火の海になります(笑)
実際は炎の内側に位置する穴から、酸素が取り入れられるとは思っていませんでしたが、せめて内圧を少し落とそうと思い開けてみました。
余計な穴の加工前に、500mlの水を入れたケトル(フタなし)にて沸騰時間を計ってみると、8分で沸きました。これでも十分な性能ですが、次は穴あけ加工をしてやってみます。
どんな変化が現れるか楽しみでしたが、正直な所「余計な穴」でした
穴は全部で10個開けましたが、この状態でも特に火力が強くなるわけでもなく、逆に火力は開ける前より少し弱くなった感じです。このストーブの場合、上部に置かれたケトル等により、「内圧を上げて燃焼」する構造のようです。「余計な穴」を開けたばかりに内圧が下がり、その結果火力が弱くなったのでしょう。結局沸騰までの時間も、9分と延びてしまいました(笑)
ではバーナーの穴を大きくしたらどうか?とも思いましたが、その穴も大きくすれば内圧が下がる要因になってしまいますので、これ以上の事はやめておきました(^^ゞ
重要なのは適正な「内圧確保」ですので、ヘタな加工をせず噴き出さない量のアルコールを入れて使う方が無難です。
80mlの1号ストーブは目検討で穴を開けましたが、今回は透明なシール用紙に5.1mm間隔の方眼を印刷して、それをボトルに貼り付けます。そして方眼の交差した部分を目安に24個のバーナー孔を開けました。見た目も大分良くなったと思います。
ネットで売られているこの手の製品も「余計な穴」は開いていないので、最初の形が完成形なんですね。
条件によるとも思いますが、内圧を掛けずに(ゴトク使用)燃焼させると、「見た目の火力は強くなるが」燃焼時間が短くなり、水500mlを沸騰させる事が出来なくなりました
このストーブは、カップやケトルを載せて使うのが一番だと思います。
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コメント
なるほど、いいあんばいというのがあるのですね。
500ml沸かせるなら十分な性能だと思います。それに乗せて使うのが前提であれば、耐風性能も結構あるんじゃないでしょうか。
沸かす量に対しての必要アルコール量とか、使用にあたっての細かいコツはありそうですが、ますますほしくなりました^^。
投稿: サイタマKM117 | 2010年1月16日 (土) 23:26
>サイタマKM117さん
このバーナーは耐風性能0です(笑)
水500ml沸かすのに約25mlの燃料を必要としますが、少しでも風が吹いているとまるで駄目です。
一応テント内で使う事を前提に作り始めましたが、燃料を入れ過ぎると噴出す事が危険極まりないので、対策として「余計な穴」を開けてみたのです。
結果性能まで落ちましたが・・・(^^ゞ
今日は実験で何度も沸かしました、沸かす度にコーヒーを飲んでお腹がタプタプいってます。
もう何個か作って、ベストなセッティングを見つけたいと思います^^。
投稿: チバKX56 | 2010年1月17日 (日) 00:03